No.50



6〇日

新型コロナウイルスの影響からほとんど出かけず、
自分でも驚くくらいの巣ごもり生活を送っています。

私の場合、職場と自宅が一緒ですから、
通勤は実質自宅の1Fと2Fの片道五十歩のみ。
ちょっと不健康で、間違いなく運動不足です。

2月以降、あらゆる学術集会が軒並み延期か、中止。
学術情報はすべてオンラインセミナーに様変わり。

今やほとんどの医薬品がネットでオーダー、カードで決済。
営業担当の顔、なんだかすでに忘れかけている・・・。
たまに販促資料が送られてはくるみたいだけど。

これがWith CORONA とやらなのかな〜、
本当に刺激の少ない生活になるのかと危惧していたら、
なんと野鳥のシジュウカラが、
病院わきの散水栓に巣を作ってくれた!
おかげで、毎日楽しく小鳥を観察しています。



「今のところ危険はなさそうだけど、
散水栓の巣に近づく際は、一旦近くの木の上から
警戒しないとね!」
みたいに考えているのかな?


6〇日

例のシジュウカラの巣が、ちょうど二階の窓から
見下ろせる絶好の位置にあるので、観察に最適です。

朝はもちろん、昼間も仕事の合間に時々見ていましたが、
昨日の夕方、なんと雛の6羽すべてが巣立ってしまいました。

無事に巣立ってくれてよかったのですが、
ちょっと寂しい・・・。

予期していたことですが、
かなり寂しい・・・(T_T)/~~~

巣立ち後、改めて散水栓の中を確認しましたが、
きれいな苔のじゅうたん厚く敷いて、結構快適そう。

ただ、雛6羽が生活するにはやや窮屈そうなので、
今後はもう少し広めの巣箱を用意してあげようかな。
あるいは散水栓の栓そのものを取り外そうか。




なお、調べたところ、
この散水栓の穴の径(親指よりちょっと太いくらい)が、
シジュウカラにとって絶妙の大きさみたいで、
スズメなどと違い、低い位置に巣を作ることを好むとか。


6〇日

血液生化学分析装置の不調が改善しないので、
思い切って新たに最新モデルの後継機種を導入しました。



以前の機器も便利で汎用性に富んでいましたが、
1回に1検体しか処理出来ませんでした。
今日に至るまで、大切に使ってはきたものの
開業以来の酷使、酷使で満身創痍 (T_T)。
引退、お疲れさまでした。<m(__)m>

今回の機器は1度に5検体を同時にセットでき、
単位時間あたりの仕事量はかなり強化されています。

さらに、緊急時に優先される検体の割り込み機能も装備され、
仕事の効率化がはかれてもう最高!(^_-)-☆

なによりカチャカチャと一生懸命に動く様子が外部から観察でき、
非常に気に入っています(あえてカバーを開放して眺めています)。
上手く表現できませんが、見ているだけでも結構楽しい機器です。

不思議なことに、単なる機械なのに、愛着がわいてくるんですよ。
あえてたとえるなら、
新車を購入した時の喜びやわくわく感に似た感情かも。



6〇日

立て続けにわんこの膀胱結石の手術を行いました。

そのうち、後の方で手術したわんこ、
昨日飼い主さんに摘出された結石をお見せしたところ、
一言、「うわ、大きい方はマカデミアナッツみたい!」
と驚かれました。

言われてみれば、なるほどその通り!
言い 得て妙、すばらしい表現力です。




あたらめて、飼い主さんの鋭い表現に感心しました。


9〇日

オンラインセミナーにはまっています。

新型コロナウイルスの蔓延で大きな学会が軒並み中止・延期に追い込まれ、
今後どうなるんだろうと不安な気持ちで事態の推移を見ていましたが、

3密を避け、感染リスクを下げる目的で始まったオンラインセミナー、
意外と便利で使い勝手が良くていけてます、予想と違ってました。

まず第一に、都内や横浜等、遠くの会場等まで出かけなくていい。
時空の壁を打破した感じでラクです。

第二に、自分のペースで聴講できる。
ライブでの講演を除けば、時間的な制約がありません。

第三に、聞き逃したところを再生することで、改めて確認出来ることです。
とっても実践的でいい話なんだけど、なんだか早口で聞き取りにくい、
といった話し方する先生もいますから。

一方、いい点ばかりでもありません。
外に行きませんから、季節感はありませんし、
同級生と会うこともなく、なにより生活が単調です。

でも、今後はこれがスタンダードになるのかな。


106日

新型コロナウイルスのせいで、
ほとんど家から外出することもなく、
まるで隠遁者のような生活していましたが、

本日、この春に中止されていた軽井沢町の
狂犬病予防集合注射が実施されることになり、
久しぶりに出かけました。

あいにく台風と前線の影響で、朝から激しい雨。

とはいえこれは雨天決行ですから、雨具を着たうえで、
マスクにグローブ着用、フェイスシールドも装着という
重装備で出かけました。

雨で視界がにじんで手元が見えづらく、注射がしにくい!(+_+)
う〜〜〜ん、間違えて自分の手に注射しそうです。(*'ω'*)

自分の手ならまだしも、飼い主さんの手に注射針刺したら
えらいことですね。

「こんな悪条件の重なる中での集合注射、
今後はありえないだろうな〜」、
なんて思いながら一日を過ごしました。

晴れ男なのにね。



こんな日になるはずだったのにね(画像は病院前の大賀通りです)。

それにしてもいつになったら新型コロナ、終息するのやら・・・。
いや、終息はないんだよね、共生か。


1119日

今日は当院の開業記念日。
開業して本日でまる17年経ちました。

本当は外食で祝いたいところですが、このコロナ禍にあっては
巣ごもり状態で静かに祝うしかありません。

ああ、本日から18年目に突入するのか・・・。
これまでに東日本大震災や御岳山の噴火、千曲川の氾濫など
災害列島日本ならではの様々なことがあったけど、
まさか2020年にコロナウイルスのパンデミックが起こるなんて、
そのあおりを受けてオリンピックまで延期に追い込まれるなんて、
本当に想像できませんでした。

近い将来有効なワクチンが開発されるとの希望的観測もあり、
実際中間報告で有効とされたワクチンの開発もなされているようですが、
少なくともその時までは3密を避けて換気をするしかありません。

当院でも、3密回避の予約診療に加えて換気対策を取っていますが、
外気温の低いこれからの季節は大変です。

院内はその構造上、強制換気システムが常時稼働していますが、
より換気量を増すために、定期的に窓を開放するなどの対策をとっています。

こうなるとせっかくの暖かい空気が排出されて、
その結果、待合室が寒いと感じられる方もいらっしゃると思います。(+_+)

というわけで、これからの時期、こられる際には、ぜひ厚着していらしてください。


11〇日

今日は大変怖い体験をしました。

若いわんこがお肉を丸呑みしてのどに詰まらせて来院。
来院した段階で、すでに息苦しい(低換気かつ低酸素)状態です。

食道に異物など詰まらせた際の除去は、
通常レントゲン画像で閉塞部位を確認して、
麻酔導入→気管挿管→麻酔維持(人工呼吸器)→内視鏡
といった順で作業していきます。

まれに開口障害あるケースでは直接気管が目視出来ませんから、
麻酔導入→気管切開(のどを切開)→麻酔維持(人工呼吸器)→内視鏡
になります(動物では人のような経鼻挿管は出来ません)。

 今回は、やや口腔に難があったものの、
幸いにも食道入口直前に存在する異物でしたので、
長い鉗子を使って気管切開せずに異物除去に成功しました。

というわけで、結果はよかったものの、怖い思いをしました。

おもちゃを含めなんでも飲み込むわんこ、
正月にお餅を食べているわんこ、
食べること大好きで丸呑み傾向のあるわんこ、
本当に注意してくださいね。



異物その@ 大きすぎるお肉(厚いステーキ)



異物そのA ボタン電池 (隣は内視鏡用の異物回収ネット)



11〇日

今日は烏骨鶏のジュリアちゃんがやってきた。

とっても穏やかな性格で、先住のわんことも仲良しとか。
時にはわんこと一緒にお部屋でお留守番もするらしい。



野菜をあげたらとっても喜んで、
葉脈を除いた青い葉のところを丁寧についばんで
完食です。(*^_^*)


11〇日

自然が豊富な軽井沢だけに、
病院の周りには野鳥が多く住んでいるので、
これから冬を迎える野鳥のために、
今日は手作りのエサ台を設置することにしました。

いざ設置するとなると、
数日間は設置場所の選定で悩んでいましたが、
当初の予定通り、家の中からよく観察できる
北側のトイに取り付けることにしました。

実際の設置に際しては、
台そのものは家にあった桐の箱のふたを利用し、
トイへの取付は病院で使用している整形外科用の
レジンを転用してみました。

とりあえずひまわりの種を入れたら完成ですが、
レジンの色が黄色で目立ってしまい、
少し気になっています。




11〇日

夕方6時を過ぎ、病院を閉めようとしていたら、
突然の大音響!

入院中のわんこもびっくりして鳴きだした。
あわてて確認したところ、どうやら隣の矢ヶ崎公園で
花火の打ち上げが開始されたみたい。



事前にアナウンスされることもなかっただけに
大変驚きましたが、約20分くらいの間の花火打ち上げ。

時の経つのも忘れてしばらく眺めていました。
コロナ疲れの昨今、少しだけ心が和みました。

※この日誌に登場するわんこ・にゃんこは基本的に仮名です。