No.22

   4月×日(曇)
       
可愛いキャバリアの母娘ポピーちゃん&ピンクちゃんの、ママとグランママが今年初めてのご来軽、本日別荘開きとのご挨拶にいらしてくださいました。ポピーちゃんとピンクちゃんはいつも色違いの素敵なお洋服を着ていて、それがとっても良く似合っているお洒落さん。キャバ特有の明るい性格で、いつも当院に喜んで飛び込んできてくれます。(5秒後くらいにポピーちゃんだけがちょっと「???」と云う表情をするのがまた可愛いのです。)りーちゃんともとっても仲良し。そして今日はポピーちゃん&ピンクちゃんからりーちゃんに素敵なプレゼントを頂きました!キャバのデザインのおやつ入れです。ポピーちゃんピンクちゃんもこのおやつ入れを愛用しているとか。
そして私どもには、キャー!!大大だーい好きなキルフェボンのタルトを頂きました!!軽井沢入りされる前にわざわざ玉川タカシマヤのお店に寄って下さったそうです。有難うございます。早速ご馳走になりまーす♪たくさんあって、どれから頂こうかなー、悩んじゃいます(*^_^*)
(written by ミセス菊池)
ポピーちゃん&ピンクちゃん今年もどうぞよろしく!(りーちゃん談)

   4月×日(雪)
       
長寿犬が増えているせいか、現在日本国内の愛犬・愛猫の死亡原因トップは断トツで「ガン」だそうです(日本ペットライフ社調べ)。当院でも「がん検診(大阪府立大学研究開発)」を導入して以来この受診件数はどんどん増えておりますが、受診に際しましては院内での事前準備等が必要ですので、電話にて事前予約をお願いします。
ところでガン検診、従来は犬のみでしたが
5月中旬以降は猫も可能になるようです。どうやら猫の腫瘍に関しても腫瘍マーカーの詳細が判明してきたもよう。詳細は当院までお問い合わせください。
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   5月 2日(晴)
       
病院の隣、東急ハーベストクラブの桜が満開です。毎年GWが桜の見ごろなのだ!(*^_^*)

   5月 ×日(雨)
       
今日はゴールデンウィーク最終日。軽井沢はあいにくの冷たい雨です。午後にはペットホテルのワンコ達も皆帰り、一安心。今年のゴールデンウィークも大忙しで、クタクタでした。でも今週は自治体と県獣医師会による狂犬病予防注射業務が4日間もあります。そのため2週連続休みなしです。すなわち4月27日から5月17日まで休みなし。本当は美味しい焼肉でも食べてスタミナをつけたいところですがお肉は・・・。ああ、いくら食べても太らない体質になりたいよぉ!しかたない、ユンケルでも飲んで、早目に寝て、16日まで頑張らなくては。 (written by ミセス菊池)
   5月 9日(晴)
       
<露天の注射 その@>

午前中、軽井沢町の狂犬病予防集合注射に行ってきました。全国的にも今日は真夏日とあって、気温26度という暑さのなかの注射業務になりました。
露天だけに暑い!もっとも軽井沢は随所に木陰があり、この時期風も爽やかなのでよそに比べたら快適なのかも。(*^_^*)
   5月 10日(晴)
       
<露天の注射 そのA>

今日も軽井沢町の狂犬病予防集合注射に行ってきました。4連チャンです。午前中はわりといい天気でしたが、業務終了間際の午後2時20分、
突然の雷鳴・雷雲とともに直径10mmくらいのヒョウが降ってきた。役場車庫が会場だったため業務に大きな支障はなかったものの、予定頭数を大きく下回る結果になりました。当然ですね。露天で注射をしている現状では獣医師もスタッフも避難せざるを得ず、無理はできません。その後のニュース報道によれば、このヒョウは県内各所に甚大な農産物被害をもたらしたようです。。

ところで”露天で予防注射”というシステムは、戦後まもなく
進駐軍(GHQ)が国内で猛威をふるう狂犬病を制圧するために推進したものらしい。当初は動物病院へ各々が愛犬を連れていって接種させる計画だったようですが、当時国内には現在のような動物病院が存在せず、苦肉の策として立案・実施されたものが”露天の集合注射”という形で、これが現在まで連綿と継承されているらしい。

ただし、じつのところ天候によらず露天での接種頭数は減少傾向にあります。人気がないんです。その大きな理由は、動物愛護思想の普及とあいまって、動物病院で接種する飼い主さんが激増しているためです。東京都特別区の中にはもう10年も前から”露天での接種”をやめてしまった(近隣の動物病院で行くように指導)ところもあります。
コトバではうまく表現できませんが、たしかに”露天での予防注射”には
「昭和の遺物」とも言うべき”何ともいえない空気”が流れてるんです。
   5月 ×日(晴)
       
自治体と県獣医師会による4日間の狂犬病予防集合注射業務が無事終り、心底ホッとしました。と言ってもワタクシはいつも朝夕会場までの送り迎えとランチを届けるだけですが、「露天の注射」には気の荒い地元のワンコが多いので、院長先生が咬まれたりしないかと、とても心配なんです。
もっとも院長先生は慣れたもので、その心配はいつも杞憂に終るのですが。
それと天候も心配です。曇ったり風が強かったりすると、この時期でも軽井沢はかなり冷えるのです。GW後の疲れが残っている時に風邪でもひいたら大変ですから。
3日目は全県で強雨の予報でしたが、終了間際の数分ヒョウに遭っただけで、それも会場が役場車庫だったので
4日間まったく濡れずに済みました。良かった〜。
ちなみに院長先生もワタクシも
晴男晴女。旅行や大事な用事などではほとんど雨に遭わないのがちょっと自慢なんです。(*^_^*)(written by ミセス菊池)
   5月 13日(晴)
       
久しぶりにHPの表紙をアップしました。「りーちゃんのお気に入りお洋服シリーズ第2弾」です。
今回の洋服はワタクシの里の母がりーちゃんの為に
オートクチュールで作ったドレスです。
母は昔から洋裁や編み物などが大好き。ワタクシも
中学にあがるまではずっーと母手製の洋服でした。さすがに中学生にもなると好きなブランドが出来たり、友達の手前気恥ずかしくなったりで、市販の物を購入することが多くなりましたが。
今回も
りーちゃんのナイスなBodyを採寸して型紙を作って、あっと云う間に2着出来ていました。うーん、我が母ながら上手に出来ています。りーちゃんもご満悦です。お気に入りの洋服に着替える時は、ホントに嬉しそうなんですよ。りーちゃんもやっぱり女の子なんだなぁ!(written by ミセス菊池)
   5月 ×日(晴)
       
今日は仕事で東京へ。行き先が五反田だったので、島津山に住む友人と一緒に、評判の大田原牛のお店でランチをすることにしました。マスコミでも取り上げられることが多いようですが、ワタクシは馳先生のHPと、知人の情報で知りました。
予約の時間に訪れてみると、平日の昼間だというのにすでに満席。
牛刺と噂のハンバーグを注文し待つことしばし。先に供されたのは牛刺。うん、美味しい。舌の上でトロケます。塩で食べるのも初めてです。そしていよいよハンバーグ。ふんわりとした食感で、肉の旨みが口いっぱいに広がります。お店の人が勧めたタイミングよりも早く、大根おろしと醤油をたらし、ご飯と混ぜていただきました。イケますイケます。脂が全然しつこくありません。お上品とは決して言えない食べ方ですが、この崩し大田原牛ハンバーグ&肉汁ご飯、気に入りました!(不飽和脂肪酸の説明にはちょっと疑問を感じましたけど・・)機会があったらまた来ようっと。次はステーキもいいなぁ。でもステーキはめちゃくちゃ高いから誰かのオゴリじゃないと、きっと無理(*^_^*)
その後はカロリー消費のために雨上がりの島津山近辺を散歩しました。(ちなみに行きは晴、食べている最中はどしゃ降り、食後はまた晴れ。晴れオンナの面目躍如。)
(written by ミセス菊池)
   5月 ×日(晴)
       
本日の診療も無事終了。今夜は久々に入院動物もホテルのお預かりもなし。そこで連日の疲れを癒しにマッサージに出かけました。マッサージ終了間際の23時、ミセス菊池より携帯に電話。なんでもキャバリアが竹串を飲み込んでしまったとの事で飼い主さんがもかなりあせって電話して来ているとのこと。え、キャバリア!?キャバリア好きの僕としては、キャバと聞いたら診ないわけにはいきません。遅い時間でしたが来院を指示し急ぎ帰宅しました。
早速レントゲンを撮影。通常の撮影ではエックス線透過性の異物を確認出来ませんでしたが、改めて今度は
造影剤を飲ませて撮影すると竹串が見事に描出されました。やばいなこりゃ。問診によれば、かなり太く先が鋭い竹串とのこと。レントゲン像とも一致。このままでは穿孔もしくは腹膜炎になるおそれがあります。飼い主さんと協議の上、開腹手術に踏み切りました。
手術開始は午前0時。開腹してみると、なんと胃の中には
ティッシュがギッシリと詰っています!数にして2枚重ねの約10セット分くらいです。ようやく竹串を確認して取り除きましたが、その尖端は穿孔寸前の状態。ふぅ〜、開けて良かった!!命拾いしたねキャバちゃん!!これで世のキャバの命がひとつ救われました。
手術後も点滴処置や経過観察などで朝まで妻と交替で看護にあたったので、睡眠不足で一日つらかったけれど、可愛い瞳で見つめるキャバちゃんと目が合うと、疲れも吹き飛ぶのでした。
   5月 24日(晴)
       
ご好評を頂いている「ミセス菊池のコーナー」が、満を持して独立した新規コーナーになりました
「診療」に関することだけでなく、もっと色々なテーマで書いてみたいと本人。飽きっぽいところもあるから、いつまで続くでしょうか?(*^_^*)
ともあれご声援のほど、よろしくお願いいたします。
m(__)m


 
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  6月 ×日(雨)           社会保険庁のズサンな仕事ぶりが過熱ぎみに報道されるに至って、元来ノンキな私も心配になってきました。考えたみたら過去都内で勤務していたこともあって、そういえば私も複数の年金番号があったっけ。もし統一されてなかったら宙に浮いてしまう、こりゃ大変だと思い、妻に社会保険事務センターに代理で行ってもらいました。
帰宅後妻が開口一番、「社会保険事務センターって賢いわよ!」というので理由を聞いたらさらにビックリ!(@_@;)
「対応窓口に公務員ぽくない
若いイケメンスタッフを揃えて、中高年のオバサマ達に批判をかわすべく優しく接していたのよ。やるわね、社保庁!」
さすがである。きみまろ級の判断である。ここまでやるなら最初から仕事やれ、って思うのは私だけでしょうか。
  6月 ×日(曇)           一日の診療を終えてから、軽井沢フューチャーズテニスのパーティーに行ってきました。当院が法人部門のスポンサーをつとめる関係で招待された次第。行ってみたら、なんと皆様軽井沢会に名を連ねるそうそうたる紳士・淑女ばかり。これには当初圧倒されましたが、おちついて周囲見渡すと当院に愛犬をつれてこられる方も多数いらしてちょっと安心。安心したら急にお腹が空いて来た。そうだ、診療を終えてから何も食べていなかった。
ワインで乾杯したら食欲に火がついて
テニス選手なみに食べまくり〜〜〜(@_@;) さすがホテル鹿島の森、料理は美味しいのだ。
  6月 ×日(曇)           久しぶりに診療日誌の更新です。もう少しマメに更新したいのですが、今月はなぜか急患や夜間の救急が多くて正直更新する時間も気力もありませんでした。命をあつかう仕事を選択した以上、真夜中の手術も24時間連続の勤務ももちろん覚悟の上ですが、これが連チャンとなると本当にキツイ。首筋の筋肉が凝り固まってここ数日は頭痛に悩まされています。一段落ついたら軽井沢駅前のマッサ−ジ店「軽井沢ハンズ」に行こうかな。
  7月 ×日(曇)           私の就職活動記・・・@

信濃毎日新聞を見ていたら、今年も長野県の公務員採用試験が始まったとの記事が目にとまりました。そういえば十数年前私が大学を卒業する頃はバブルの絶頂期、卒業生は開業医を目指し勤務医になり、あるいは民間製薬会社にこぞって就職、その一方公務員志望の獣医師が激減、全国的に県職獣医師の欠員が続き、特に田舎の県の人事担当者が大学に押し寄せて、学部長に惨状を訴え学生確保に躍起になっていたことを思い出しました。
当時の学部長は私の所属する研究室の教授だったので、私も教授から「
長野県はえらく人が足りんようだが、どうだ、田舎で公務員やってみないか。もし合わんかったら辞めたらええよ。」とのお達し。せっかくの機会なので、公務員になるつもりは全くなかったけど、ここは国試(=獣医師国家試験)対策のつもりで県の試験を受ける事にしました。
  7月 ×日(曇)           私の就職活動記・・・A

県職(獣医師)の試験は当時、一次試験(教養と専門である獣医学の筆記試験)と日を改めての二次試験(面接)がありました。一次試験の内容は今となってははっきり思い出せないものの、国試対策にはならないほどの易しい問題。私は6年次に国試対策委員(総勢20人くらい)をつとめ、国試の過去問や各大学の卒業試験を集めたり、国家試験対策誌
ねこのて(=このネーミングは”猫の手を借りてでも試験対策に邁進したい”という6年生のあせる気持ちを代弁しています)の編纂をしていたので、なおさら易しく感じたのかもしれません。期待(?)していただけに拍子抜けして、ろくに答案の見直しもせずとっとと帰ったことを昨日のように思い出します。
  7月 ×日(霧)           私の就職活動記・・・B

しばらくして一次試験合格の通知が届きました。聞くところによると、獣医師不足が深刻で受験者全員(7〜8人だったかな?)合格だったらしい。何のための一次試験なの?かたちだけ?
日を改めて二次試験に臨むと、部屋には試験官が3〜4人座っていました。年配の試験官(部長クラス)が1名、それを補佐する課長クラスが2〜3名といった構成とみた。
どんな質問をされるのか興味津々でいたところ、開口一番に年配の試験官から「失礼ながら君は2年留年しているね!」と言われてビックリ!椅子から転げ落ちそうになりました。なんと
この試験官は獣医師が6年制であることを知らなかったのです。あわてた隣の試験官が質問を発した試験官に対して耳元で「獣医師は6年制なんです!」とささやいている始末。信じられない、こんな面接!これには私も激怒!「失礼にもほどがある、私は現役だし留年もしいない、本当に失礼だ!獣医師の教育年限くらい調べてから臨むべきであり、あなたに私の面接をする資格はありません。」と正論を吐いていた。そもそも獣医師免許さえ取得していれば就職には困らないだけに、若さも手伝ってここはあくまで強気。ここまで言われて相手ももう質問する気を失せたとみえ、これで面接終了。というより、そのまま私が部屋を出てしまった。青二才相手に年配の試験官もさぞ慌てたことでしょう。私も若かったけど、この時の対応は今でも間違っていなかったと信じています。
  7月 ×日(雨)           私の就職活動記・・・C

試験は放り投げてしまったけど、教授に一応報告しないわけにもゆかず、後日教授室を訪ねました。事前に助教授のK先生に事の顛末を説明してあったので、M教授も笑いながら迎えてくれました。開口一番「ひどい話やな。」と憤慨。「そもそも菊池君は公務員に向かんかもしれんから、そんなところに行かんで正解や。」
う〜ん、さすが教授、私の性格も見抜いている・・・。教授曰く、地方公務員といっても東京都や大阪府などの大都市を抱えているところや横浜のような政令指定都市では人事体制も獣医師に対する受け皿もしっかりしているが、田舎の県職幹部連中の中にはいまだに獣医師が6年制であることを知らない者もいる。それだけに大都市は獣医師の確保が容易だが、一方田舎では慢性的な獣医師不足・優秀な人材不足に見舞われるのだ、今後もこの傾向は変わらない、と。
獣医師という職業を通して、私が初めて地域間格差を実感した瞬間でした。
  7月 ×日(雨)           私の就職活動記・・・D

卒後私は吉祥寺のN先生の紹介で
葛飾区内の動物病院に就職しました。院長のI先生は非常に仕事熱心な方でしたが、それもそのはず、元々は日本獣医畜産大学(2年ほど前、日本獣医生命科学大学というなんだか訳のわからない名前に名称変更したもよう)で薬理学の教鞭をとられていた学究の人。かつて大学で師事していた先生が、石原慎太郎の小説「生還」のモデルとなったH先生(小説の中では田沼先生だっけ)とか。I先生は当時から動物の腫瘍性疾患に造詣が深く、動物の悪性腫瘍について今でこそ一般的になった化学療法剤は言うに及ばず、丸山ワクチンや漢方に至るまで積極的に取り入れて、当時としてはかなり先進的な研究をされていました。

ところで当時の私は、私をI先生に紹介したN先生は外科出身なのに派手にメスを振るう事をよしとせず内科療法を限界まで推し進めるところがあり、一方I先生は薬理学教室出身でありながら内科療法・薬物療法にこだわることなく、むしろ元気に(!)メスをふるっていたことを不思議に思っていました。その後、日々の診療をとおして私が理解したのは、
外科出身であるがゆえにN先生は外科の限界を知っている、薬理出身であるがゆえにI先生は内科治療の限界を知っている、ということでした。お二方とも現在でもお元気で日常診療をされておりますが、いまでも私の目標とする先生方であると同時に、私の診療スタイルのルーツであることに変わりはありません。
  7月 ×日(霧)           私の就職活動記・・・番外編

動物病院に就職しても、その後平成3年〜5年にかけての間数度にわたって、長野県の人事担当者から私の実家に公務員への勧誘電話がありました。担当者いわく「公務員も捨てたもんじゃないですよ。もう一度県職を考えていただけませんか?」
その時点で私は都内におり実家にはいません。いつも母がその電話を受けていたのですが、断っても断っても毎回熱心に口説くので母もかなりまいったみたい。(>_<)人生いろいろ、獣医もいろいろです。